「頭蓋骨矯正」「コルギ」「小顔矯正」——顔まわりの施術を調べると、似たような名前がたくさん出てきます。「結局、何が違うの?」と迷ったことはありませんか。
実はこの3つは、生まれた国も、力加減も違います。さらに、どれも国家資格や統一された基準があるものではないため、同じ名前でもお店によって中身が大きく異なります。
この記事では、理学療法士の視点から、それぞれの由来と特徴、そして施術を選ぶときに確かめたいポイントをやさしく解説します。
- 頭蓋骨矯正・コルギ・小顔矯正は、生まれも力加減も違う
- どれも国家資格や統一された基準はなく、お店によって中身が違う
- 名前よりも「何を、どのくらいの力でするのか」を確かめるのが大切
ひと目でわかる3つの違い
| 頭蓋骨矯正 | コルギ(骨気) | 小顔矯正 | |
|---|---|---|---|
| 生まれ | アメリカ(1930年代のオステオパシーが源流) | 韓国(1970年代に考案) | 日本のサロン・整体で使われる呼び名 |
| 力加減 | 軽くふれる・支える程度が多い | 骨に圧をかける。強めで痛みを伴うことも | お店によってさまざま |
| 主な部位 | 頭・顔・首 | 顔全体(頬・あご・目元など) | 顔・頭・首 |
| 主な目的 | 頭や顔まわりの緊張をゆるめる | 顔のすっきり感・印象づくり | 顔まわりのすっきり感 |
| 資格 | なし(民間資格のみ) | なし(民間資格のみ) | なし |
頭蓋骨矯正とは
頭蓋骨矯正の源流のひとつとされるのが、アメリカで生まれた「オステオパシー」という手技療法です。1930年代にオステオパシー医のサザランドが頭部への手技を考え、1970年代にはそこから「クラニオセイクラルセラピー」も生まれました。
- 力加減:頭や首に、手のひらで軽くふれる・支える程度のやさしい力で行うものが多くあります。
- 特徴:強く押したり、勢いをつけて動かしたりすることは基本的にありません。リラックスして受けられるのが特徴です。
なお、大人の頭蓋骨のつなぎ目が手技で動くかどうかは、今のところ研究では確かめられていません。日本で「頭蓋骨矯正」を名乗る施術も、内容はお店によってさまざまです。
コルギ(骨気)とは
コルギは韓国生まれの手技で、漢字では「骨気」と書きます。日本骨気協会によると、1979年に韓国で考案され、2000年代に日本へ伝わりました。
- 力加減:骨のまわりに圧をかけて、筋肉をほぐしていく手技です。本場韓国のコルギは痛みを伴うことが多く、日本では痛みを抑えたやり方も広がっています。
- 特徴:頬やあご、目元など、顔全体をしっかりとほぐすのが特徴です。施術後のすっきり感を求めて受ける方が多いようです。
こちらも民間療法で、統一された基準はありません。同じコルギでも、力の強さややり方はお店によって大きく違います。
小顔矯正とは
小顔矯正は、特定の手技の名前ではなく、日本のサロンや整体で使われる「呼び名」です。
- 中身:頭蓋骨矯正に近いやさしい手技のお店もあれば、コルギに近い強めの手技や、機器を使うお店もあります。
- 特徴:名前だけでは内容がわからないため、予約前に「何をするのか」を確かめることが特に大切です。
施術を選ぶときに確かめたいこと
名前よりも、次の5つを確かめると安心です。
- 何をするのかが書かれているか
姿勢、触れる場所、時間など、具体的な説明があるか。 - 力加減を相談できるか
痛いときに伝えられるか、調整してもらえるか。 - 担当者の経歴
体の仕組みを学んだ人が担当しているか。 - 料金と通うペースが明確か
回数券を無理にすすめられないか。 - 効果を言い切っていないか
「必ず小顔になる」「骨を動かして顔を小さくする」などと断定していないか。
体の変化には個人差があります。気になることは、施術の前に遠慮なく質問してみてください。
また、頭のけがの後や、強い頭痛・めまいが続くときは、施術の前に医療機関でご相談ください。
かんだ整体院の頭蓋骨矯正について
かんだ整体院の頭蓋骨矯正は、痛みの少ないやさしい力で、頭や顔まわり、首までをひとつながりとしてみていく施術です。理学療法士の院長が、カウンセリングから施術まで担当します。
参考資料
- 日本骨気協会「コルギとは」
- 東京都「景品表示法に基づく措置命令(2019年2月20日)」
